超伝導科学技術研究会
Forum of Superconductivity Science and Technology
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 2008年にLaFeAs(O,F) [1111相]における高温超伝導が報告され、その直後に発見された122相や11相などの物質群と合わせて鉄系超伝導体という新しい超伝導体のファミリーが生まれました。鉄系超伝導体の構造的な特徴は層状構造で必ず超伝導を担う単層の鉄の正方格子を含む逆蛍石型構造を含むこと、およびこの層の間、つまりブロック層の構造、化学組成が実に多様なことで、6年余を経た今なお新しい結晶構造、新しい構成元素の組み合わせを持つ鉄系超伝導体が発見されています。一方、1111相、122相、11相においては、高品質試料の合成技術や、様々なドーピング手法の進歩により、より本質的な物性の理解が進み、また最近では材料化の可能性が積極的に追求されています。鉄系超伝導体が注目を集めているなか、BiS2系をはじめ全く新しい超伝導体も次々と発見されており、近年は超伝導物質探索が旬の時期といえるようです。
以上の背景のもと、本ワークショップではこの数年の“新しい超伝導体”に関する最新の話題と理解を取り上げ、本分野における最近の研究、特に実験現場でもご活躍の気鋭の方々に講師をお願いしました。生々しい議論を通じて、今後の“新しい超伝導体”に関する研究展開や次の新超伝導体探索に対する指針やヒントが浮かび上がってくることを期待しています。
 多くの皆様のご参加をお待ちします。


主催:(社)未踏科学技術協会 超伝導科学技術研究会
協賛:一般社団法人 日本物理学会、公益社団法人 応用物理学会、
公益社団法人 低温工学・超電導学会

日  時:平成26年7月22日(火)13:30〜17:35
場  所: 全日通霞が関ビルディング 8階 大会議室B 
         http://www.neu.or.jp/html/map/
〒100-0013 千代田区霞が関3-3-3  TEL 03-3581-2261

定員 :120名

 プログラム

13:30 - 13:40 開会の挨拶
超伝導科学技術研究会 会長  下山 淳一



13:40 - 14:20 1111相鉄系超伝導体の相図に関する最新の話題
慶應義塾大学 神原 陽一
14:20 - 15:00 122相超伝導体に関する最新の話題と理解
大阪大学 中島 正道
15:00 - 15:40 11相超伝導体に関する最新の話題と理解
東京大学 今井 良宗
15:40 - 16:00
休憩
16:00 - 16:30 ユニークな構造を持つ鉄系新超伝導体
東京大学 荻野 拓
16:30 - 17:00 BiS2系、BiSe2系超伝導体の最新情報と可能性
首都大学東京 水口 佳一
17:00 - 17:30 次々と出現する新奇超伝導体
産業技術総合研究所 石田 茂之
17:30 - 17:35 閉会の挨拶
未踏科学技術協会  木村 茂行


■ 参加費および資料代



参加費
資料代
超伝導科学技術研究会会員
無料
2,000円
未踏科学技術協会員
2,000円
2,000円
協賛学会
4,000円
2,000円
学生
無料
2,000円
一般
5,000円
2,000円


■ お申し込みは、下記より。





詳細

■ 問い合わせ先
超伝導科学技術研究会

一般社団法人 未踏科学技術協会

担当:大貫

Phone: 03-3503-4681  Fax: 03-3597-0535

e-mail: fsst★sntt.or.jp    ★は@に変えて下さい