超伝導科学技術研究会
Forum of Superconductivity Science and Technology
液体水素冷却MgB2超電導線の開発と応用に関するフォーラム
案内:
最近の技術動向として,液体水素を基軸とした持続可能社会を構築するために,液体水素温度で使用できるMgB2超電導線の性能向上開発や,液体水素の種々の特性把握,再生可能エネルギーへの応用開発などが研究推進されています。JSTのALCAでは,「新エネルギー構築のための液体水素冷却MgB2超伝導線を用いた電力変換システム」の課題で,MgB2線材開発やそれを支える液体水素の基礎特性,また,再生可能エネルギーを有効利用するための水素システムとMgB2超電導コイルで構成するハイブリッド貯蔵装置の開発を行っています。今回は特に液体水素冷却のMgB2超電導線の性能向上に関する内容を中心に,先端研究をされている講師の先生方に最新情報や研究成果を報告していただき,多くの研究者や技術者で議論して一層の早期開発につなげるために,多数の皆様方のご出席をお願いいたします
日時:平成26年7月24日(木)
場所:JST東京本館B1大会議室(130名)
http://www.jst.go.jp/koutsu.html
参加費:無料
主催:MgB2関連フォーラム実行委員会
お問合せ・連絡先:濱島高太郎,Email: hamajima@ecei.tohoku.ac.jp
協賛:未踏科学技術協会 超伝導科学技術研究会,
電気学会 超電導機器技術委員会,低温工学・超電導学会,同学会超電導応用研究会,同学会材料研究会
10:00 ~ 10:30 熊倉浩明(NIMS)
ALCAプロジェクトにおけるMgB2線材開発
10:30 ~ 11:00 白井康之(京大)
液体水素冷却MgB2線の通電特性
11:00 ~ 11:30 濱島高太郎(前川製作所)
液体水素冷却MgB2コイルを利用した再生可能エネルギーの有効利用
--------- 昼食 --------
13:00 ~ 13:30 山本明保(東大)
MgB2バルクならびに線材における組織学的特徴と高Jc化の課題
13:30 ~ 14:00 前田 穂(日大)
次世代MRI装置の実現に向けたMgB2線材技術の開発
14:00 ~ 14:30 木須隆暢(九大)
MgB2線材における局所電流分布と微細組織
--------- 休憩 ---------
15:00 ~ 15:30 梶原昌孝(岩谷産業)
液化水素型ステーションの動向
15:30 ~ 16:00 達本衡輝(JAEA)
長期安定運転のためのJ-PARC核破砕中性子源用低温水素システムの開発
16:00 ~ 16:30 沼澤健則(NIMS)
磁気冷凍による水素液化への可能性